谷川岳・西黒尾根下部 <中・上級者向け雪上講習会> 2020年 2/8(土)

DSCF4838 (2).JPG久しぶりに谷川岳で雪上講習会を行いました。 当初は天神尾根で行おうかと考えていましたが、冬型の気圧配置で条件が厳しそうでしたので西黒尾根下部で実施しました。 西黒尾根登山口を登り始めて最初にある休憩地・鉄塔、そのすぐ上にちょっとした斜面がありましたので、そこで行いました。


標高は930m、積雪は少ないのですが、それでも120~130cmくらいはありました。

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この鉄塔に来る途中の急斜面でアイゼンワーク(フラットフッティング)・キックステップなども行いました。

鉄塔からはワカンに履き替えてラッセルの練習、ワカンをつけてもキックステップは有効な技術です。
新雪の場合は平泳ぎやピッケルによる雪の崩しも必要になりますね。

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メインの練習は、アイゼンワーク・ピッケルワーク・ロープワークでした。

ピッケルは杖として使う場合がほとんどですので、あまり短いものは実践的ではありませんね。


通常はピックを雪面に向けて持ち、滑った場合はそのまま雪面にピックを刺して止めます。

講習会で必ず行う滑落停止技術(腹ばいになり肘を90度まげてピックを雪面に打ち込む)がありますが、この技術は新雪では使えないし、アイスバーンではかなりの経験者でも止める事は難しいものです。


通常の雪質であればシャフトを雪に差し込む事が一番確実な滑落停止技術となるでしょう。

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さて、中上級者向け講習会でしたので、ロープワークに一番時間をかけました。


2人パーティーでの雪の急斜面や雪稜を想定してのロープワークです。

まずはコンテニュアス(同時登攀)の場合のコイルを作っての止め方、またコイルの作り方など。



確保技術としての腰がらみ確保・肩がらみ確保・スタンディングアックスビレイ。

また支点構築としましては、スノーバー・凧(デッドマン・スノーフルーク)・ピッケル&アイスアックスなどを使ってやってみました。



雪という実態が有るような無いような物質を使っての確保は大変難しいものです。

一番止めやすい確保はスタンディングアックスビレイでしょうか、理論的に荷重が雪面方向に架かるので体が崩されにくいですね。

スノーバーは素早く差し込めますが、何本も持っていくとザックが大変重くなりますね。

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凧(デッドマン・スノーフルーク)は雪質にもよりますが、小さいサイズのものは殆ど効かないと思った方がいいでしょう。


最後にビーコン・プローブの基本的な使い方なども行いましたが、雪崩対策に関する技術・知識を本当に学ぼうとしたら、それだけでも1~2
日が必要になります。


他にも吹雪・ホワイトアウトした場合の技術・知識としての読図は重要なものです。


雪山は山の総合力が必要とされるジャンルですので、押しなべて全ての知識・技術を学んでからチャレンジしたいですね。



富沢



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