北ア・西穂~ジャンダルム~奥穂 2017 8/1(火)~3(木)

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昨年も計画しましたが、台風の直撃で中止となった企画のいわゆるリベンジでジャンダルム越えに行ってきました。 今回も週間予報は芳しくなく、ほとんど無理だと思っていましたが、3日前くらいから予報が変わりまして、チャンスありと考え出かけました。

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結果的には、縦走当日だけ晴れて予備日も使わずに、予定通り走破する事が出来ました。

これはYさんの執念および晴れ女のなせる業だったと思います。

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日本国内最難関ルート(一般登山道の範疇)は生易しくありません。

参考コースタイムでも10時間、休みを入れれば通常12時間行動となり、ロープを使えばそれ以上の時間が掛かります。

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またエスケープルートは基本的になし。

よく天狗のコルから岳沢へ下ればいいと言いますが、通常40度近くある硬い雪渓の下りがあり、アイゼン・ピッケル装備でも危険な下りです。

よってエスケープは撤退(戻る)しかありません。

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岩稜ですのでガスるとほとんどルートが分からなくなりますし、雷の場合にも避難場所は皆無。

また3000m級ですので、雨風になりますと体感温度で20度くらい下がり、いきなり低体温症のリスクにも晒されます。

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要するに総合的な山の能力が必要なのです。

知識・経験・判断力・クライミング能力・スピード・ロープワークなどなど、一級の技術と体力が要求される正に難ルートです。

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今回は、岩も乾いていてスリップのリスクも軽減され、また風も微風という条件としては、ほぼ完ぺきだったと思います。

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西穂を越えると、全コースが危険個所だらけですが、しいて挙げればジャンダルムの下り(一見地味で危険そうには見えませんが毎年滑落事故が起きています)です。


もう一つは、ロバの耳直下の飛騨側の下りです。

テラス状からルンゼに降りるところがポイントです。

よく崩壊してルートが変わる箇所です。

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私達は安全重視で懸垂下降をして下りました。



馬の背ももちろん危険ですが、岩は固く強風でない限り、見た目ほどは危険度は高くないかもしれません。



何れにしましても、総じてたいへん危険なルートですので、万全の準備をして臨むべきですね。

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今回Yさんは、5年越しに北鎌尾根~槍ヶ岳~南岳~大キレット~北穂~涸沢岳~奥穂~ジャンダルム~西穂と全てが繋がりました。

本当におめでとうございます。

お互いに事故なく走破できて、誠に嬉しく思います。

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何れまた、どこかにチャレンジしましょう。



登山教室 「山旅クラブ」

富澤光弘 <日本山岳ガイド協会 認定 山岳ガイド I >



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この記事へのコメント

白頭硯
2017年08月14日 16:31
当日、奥穂高岳山頂でお会いした者です。我々は14人の団体でした。
大変なコースを縦走してこられたのですね。同行の女性の行動力に敬意を表します。きっと強靭な気力、体力をお持ちなのでしょう。あの小さな体でと思うと励みになります。またどこかでお会いしたいものです。
トミー
2017年08月15日 06:58
コメントありがとうございます。
西穂からのジャンダルム越えルートは素晴らしい岩稜縦走ですが、誰でも行ける所ではありません。あの日も滑落事故(死亡)がありました。やはり自分の体力・技術にあったルートを選んで楽しみたいですね。

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