群馬県境 第15回 (尾瀬ヶ原~景鶴山~大白沢山) 2017 5/3(水祝)~5(金)

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群馬県境を歩くシリーズも第15回目を迎えて、最大の難所に入ってきました。 当初は平ヶ岳を越えて釼ヶ倉山~藤原山~大水上山~丹後山~三国川(さぐりがわ)の十字峡=新潟県・六日町まで行く予定でしたが、諸々の事情により今回は大白沢山(1942m)までとしました。

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それでも2泊3回+予備日1日という日程でしたので、決して楽な行程ではありませんでした。

メンバーはMさんと私だけでしたので、おのずと共同装備の分担が多くなり、ガイド装備もいれると20kg前後になってしまいました。

私は90Lザック、Mさんも70Lザック、2人とも久しぶりの大型ザックでの雪上テント泊なのでかなり疲れました。

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5/3(水祝)

尾瀬戸倉 尾瀬第1駐車場=(乗合バス)=鳩待峠(1591m)(10:10発)~山の鼻(11:20 11:30)~牛首(12:10 12:30)

~牛首分岐~竜宮十字路(13:40 13:50)~見晴・弥四郎小屋(1415m)(14:20着)(泊)


5/4(木)

弥四郎小屋(1415m)(6:45発)~東電尾瀬橋(7:10)~東電小屋(7:30 7:45)~ヨショ堀田代(7:50)~笹山(1538m)

(8:15)~1653m峰北西コル(9:10 9:25)~与作岳(1933m)(10:55 11:15)~景鶴山(2004m)(12:15 12:40)~1898m峰

(14:05 14:20)~1892m峰(14:40)~大白沢山の東のコル(14:40着)(雪上テント泊)


5/5(金)

大白沢山の東のコル(6:45発)~大白沢山(1942m)(7:15 7:45)~大白沢山の北西コル(8:10)~1911m峰の東の肩

~大白沢山の北西コル~1661m峰(猫又川左俣のワル沢左岸)(9:30)~1534m峰(10:00 10:15)~猫又川左俣(渡

渉・スノーブリッジ 10:30)~柳平(11:00 11:20)~山の鼻(12:10 12:30)~鳩待峠(13:55着)=(乗合バス)=尾瀬戸

倉 戸倉第1駐車場

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今回は、県境そのものは比較的短い行程ですが、福島県と新潟県の県境を歩きました。

尾瀬ヶ原の竜宮小屋の東を流れている沼尻川が福島県との県境ですが、この時期はヨッピ吊橋に橋底(橋板)がなくワイヤーだけになっています。

20kgザックでは危険ですので、東電尾瀬橋経由でヨシッ堀田代に入りました。

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景鶴山の登頂だけが目的でしたら、東電尾瀬橋を渡ってからダイレクトに笹山に向かいますが、それでは県境を歩いた事にはなりません。

ここが県境シリーズの大変なところです、景鶴山は通過点なのです。

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1泊目の弥四郎小屋(見晴)は福島県ですが、ここから歩いて東電尾瀬橋をこえると一旦新潟県に入ります。

そしてヨシッ堀田代からの縦走が新潟県境となり景鶴山~平ヶ岳~巻機山~谷川岳~白砂山と延々と続いています。


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2年前に同じ季節に景鶴山に登りましたが、その時と比べて今回は雪が多く、かえって登り易かったですね。

2年前の山頂直下の雪稜は、藪が出ていたり大岩との間に大きく深いシュルント(クレバスのような物)が出来ていて大変危険でした。

今回はトレースの確りしたナイフリッジを歩けばよかったので、その点ではラッキーでした。

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景鶴山は登りよりも、西側への下りの方が格段に大変でした。


雪は多いのですが、岩とコメツガなどの樹木が多いため雪を踏み抜く事が多々あり、そのたびにバランスが崩れました。

滑落の危険が大でした、しかもザックが重く簡単に滑落停止などできません。



斜度は50~60度もあり、危なそうだったので2回ほど懸垂下降をして緩傾斜まで降りました。

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後は斜面をトラバースしてやっと景鶴山の西の肩にたどり着く事ができました。

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1898m峰を越え1892m峰に付いた時にはかなりの疲労感がありました。

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予定では大白沢山を越えて北西コルでテントにしたかったのですが、大白沢山の手前・東のコルに幕営(テント泊)しました。

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稜線の北側の風のない樹林帯に一夜の宿を取りました。

ダケカンバやシラビソに囲まれた超素敵なテント場でした。

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ビールは重いのでウイスキーでしたが、雪景色を見ながらのチビチビは至福のひと時となりました。

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翌朝は、そんなに寒くならず+1℃でした。

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一登りで大白沢山でしたが、山頂の南にある岩壁の迫力には圧倒されました。

しかも岩壁の上部には4~5mもあろうかという雪が覆いかぶさっておりまして、氷河の末端を見ている様でした。

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その上に山頂があるのですが、ここは超だだっ広く、これぞ正真正銘360度の大展望でした。

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本当に素晴らしい景色で、景鶴山よりもずっと素晴らしいと、Mさんは相当お気に入りでここにテントを張りたいと言っておりました。

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たぶん30分以上はいたと思いますが、本当に素晴らしい山頂でした。

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また、この辺りから見た至仏山は端正なピラミッド型をしていて、こちらもカッコ良かったですね。

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山頂から北西コルに降りるところも難所でした。

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私達はやや北側から回り込むように下降しましたが、雪がたくさん付いている南側からの方が簡単だったようです。

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ここで今回の県境は終了でしたが、時間もあるので1911m峰の東の肩まで行ってみました。

見える限りでは、平ヶ岳までは難所はなさそうでした。

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後は、山の鼻までの下りです。

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猫又川の右俣と左俣の間にある尾根に乗れればOKです。

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後は二俣の徒渉が問題点でした。

今回は二俣の上流の左俣を渡りました。

渡渉といっても、スノーブリッジを渡りました。

ちょっとヒヤヒヤしましたが、雪のロシアンルーレットみたいでしたね。

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後は柳平~ムジナ沢~山の鼻~鳩待峠へと危険のない雪道をたんたんと歩きました。

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来年の続きに向けて:よりボッカ力を付ける・軽量化・メンバーを増やす・より雪の多い時に歩く、などなど新たな課題も見えてきました。



興味のある方は、お問い合わせ下さいませ。

ただし、基本的に70L以上!?のザックが背負える方に限ります。




登山教室 「山旅クラブ」

富澤光弘 <日本山岳ガイド協会 認定 山岳ガイド I >



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