富士山麓・青木ヶ原樹海を歩く 第1回 2017 4/5(水)

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初めて青木ヶ原樹海という所に行ってきました。青木ヶ原というと○○の名所とかコンパスの効かない迷いやすい鬱蒼とした樹海のイメージしかなく、何となく怖くて危ないという感じで、行きたくない場所でしたが、印象が一変しました。

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青木ヶ原樹海は国の天然記念物に指定されている大きな森林です。

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平安時代の貞観大噴火(じょうがんだいふんか・864年~866年)によって流れ出た大量の溶岩流の上に、1100年の歳月をかけて再生した大森林地帯が青木ヶ原樹海だそうです。

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この噴火は大規模な割れ目噴火であり、その時にできたマグマの大きな穴・割れ目・空洞が、現在の風穴・氷穴になった物のようです。

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詳しい事は、地元ガイドである木之下さんに聞けば、もっと詳細を教えてくれるでしょう。

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このエリアに入る場合、特に登山道・遊歩道以外の場所に立ち入る時は山梨県の許可がなければ入れません。

私達は「大室山周辺を含めた青木ヶ原における自然観察のため」という事で、県知事より許可を頂き入山しました。

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大まかなコースは、精進口登山道~大室山(1468m)~新座風穴~大室風穴分岐~富士風穴~精進口登山道というものでした。

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数日前に降った雪がかなり残っていて、自然観察というよりは雪上講習会の感じが濃かったかもしれません。

精進口登山道も堅雪もしくはアイスバーン状態、また山の北斜面では場所によっては40cmくらいの積雪の所もありました。

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お陰で予定していなかったラッセルの交代なども行いました。

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雪が覆っていて分かりずらいのですが、地質学的に大室山の裾野とその北側では明らかに違いがあります。

大室山側はスコリア(火山粒)で出来ていて、その北側は溶岩で出来ている地形です。



大室山側はブナ・ミズナラなどの広葉樹ですが、溶岩でできている北側はモミ・ツガ・シラビソなどの針葉樹でした。

お陰で、冬景色なのですが、青木ヶ原樹海は緑が濃い森林になっておりました。

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好対照の地質・樹木、そして大風穴と色々面白い所がたくさん有りました。

新座風穴は崩壊のため立ち入り禁止、その長さは総延長600mもあるとか。

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また、富士風穴にしても、深さが64m・長さも200mもある大穴です。

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正式に入穴する場合は、関係市町村の許可がなければ入れません。

またリスクもかなり高いと考えられます。

ヘルメットに強力なヘッドランプなどなど完全装備が必要なようです。

まさに○○探検隊ですね。

観光地となっている鳴沢氷穴などとは、全く別物と考えた方がいいかと思います。

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興味のある方は、木之下ガイドに確認してみて下さい。

本格的な入穴の場合は、ガイド料もかなり高いようです。

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第2回は5/9(火)、第3回は6/7(水)を予定しております。

第2回は萌黄の季節、第3回は新緑の季節になっている事でしょう。

たくさんの方のお申込みをお待ちしております。



登山教室 「山旅クラブ」

富澤光弘 <日本山岳ガイド協会 認定 山岳ガイド I >



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