北八ヶ岳・稲子湯~天狗岳 2017 2/22(水)~23(木)

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北八ヶ岳の東面・稲子湯方面から天狗岳を目指しました。稲子湯は秘湯として有名で、温泉にだけ入りに来る人も沢山います。数年前にはここ稲子湯に泊まりスノーシューハイクでミドリ池まで行った事もありました。

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今回は、稜線にある黒百合ヒュッテに泊まり、東天狗~西天狗を目指して行きました。

初日の2/22(水)は移動性高気圧に覆われて好天の予報でしたが、翌日2/23(木)は前線を伴った低気圧が通過するため大荒れの予報になっておりました。

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出来れば、初日に頑張って東天狗だけでも登頂できればと思い頑張りましたが、結果的には8合目付近(標高2500m強)から撤退しました。



初日は予報通り、好天に恵まれて暑いくらいでした。

車で行きましたので、出発はみどり池入口(唐沢橋)からでした。


林道を少し歩き直ぐに登山道へ、また林道を少し歩き屏風橋の手前からは、夏道ではなく「こまどり沢」の右岸の小尾根のような所を登りました。


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ミドリ池は一面白銀の世界で、バックに天狗岳がそそり立っておりました。

ここまでは、しらびそ小屋もあるので結構しっかりしたトレースがありましたが、この先は殆ど踏み跡程度になり、ちょっとしたラッセルになりました。

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そして驚いた事に、中山峠の直下は、大げさに言えば雪壁ともいえる急斜面になっておりました。

念のためにショートロープで登りました。



今回参加のNさんは、今回が雪山初挑戦で、アイゼン・ピッケル・ウェアーなど全が新品です。

体力はありますが、アイゼンを付けての初めての登行は想像以上に神経・エネルギーを使います。

この登りで結構な筋力・体力を使ってしまったようでした。


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稜線・中山峠に出ると、かなりの風がありましたが、それでも10m~15mくらいです。

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冬の八ヶ岳では弱いくらいの風で、登るのには問題ない風速でした。

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だんだんNさんのペースが落ちてきまして、足が痙攣しそうだとの事で、相談のうえ今回は初めてですしここまでと致しました。

標高にして2530mくらいでしょうか、あと一頑張りでしたが、冬山で無理は禁物です。

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素晴らしい景色を堪能して黒百合ヒュッテに向かいました。


眼前には東天狗(天狗ノ鼻)~西天狗、北東には稲子岳南壁(バリエーションルート)が迫力満点の姿を見せてくれました。

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また、北アルプス~乗鞍岳~御岳山なども見えました。



黒百合ヒュッテは空いていて、快適に過ごす事が出来ました。

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一縷の望みを託して就寝しましたが、翌朝は暴風雪、ヤマテンの予報では蓼科山で風速31mの大荒れ情報が出ておりました。

そういえば、夜中も小屋を揺らすような強風が吹き荒れておりました。



登頂は問題外、下山のみですが、新雪が40cmくらい積もっていてトレースは皆無。

中山峠に向かうのも大変でした。

そしてあの雪壁のような下り、雪崩の心配もあり緊張しました。

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途中から雨になり、全身ずぶ濡れ、ちょうど前線が通過している時に下った感じでした。

樹林帯に入り風がなくなったので助かりましたが、大自然の洗礼を受けた下りとなりました。

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色々ありましたが、たくさんの経験ができて、次につながる冬山初挑戦だったのではないでしょうか。

次回は是非とも山頂に立ちましょう。



登山教室 「山旅クラブ」

富澤光弘 <日本山岳ガイド協会 認定 山岳ガイド I >



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