谷川岳・西黒尾根 <雪上訓練> 2012 12/24(月祝)

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恒例の雪上訓練で谷川岳に行って来ました。 当所は天神平スキー場上の天神尾根で行う予定でしたが、吹雪いているようでしたので、西黒尾根の下部に変更しました。 それでも雪は充分あり、1m以上はあったと思いますし、林間ですのでそんなに風に影響される事なくトレーニングに集中できました。

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お陰でいつもは混んでいる<雪上訓練>も静かで、自分達のペースで行う事が出来ました。
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途中、「前日、半雪洞でビバークしました」というパーティーが下山してきましたが、会ったのはこのパーティーだけでした。

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ロープウェイの山麓駅から西黒尾根の途中まで行って下山してきましたので、実践での練習となりました。
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先ずは、ツボ足での登り、キックステップ・ピッケルの持ち方差し方。
トレースはありましたが、積雪は1m以上ですので結構たいへんです。

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そしてトレースのない所をラッセルの練習。
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途中からは、ワカンおよびスノーシューを付けての歩行、慣れないと自分で自分の足を踏んでしまいます。
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最後に、アイゼンを付けての歩行、キックステップ(登り・下り)・ジグザク登行。

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急斜面の下で一休みしてから、耐風姿勢、滑落停止技術の習得に励みました。
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実際の耐風姿勢の訓練でよく分かった事ですが、体重が重い人はそう簡単には飛ばされないですね。


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滑落停止は、イメージが今一つ湧きませんでした。

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それというのも、新雪がかなり積もっていまして、どう転んでも滑落していきません。
斜度は30度くらいはあるのですが。

皆でスベリ台に作ってから転び、滑落してみました。



足からスリップした場合、前のめりに頭から前転してしまった時にはと、色々なパターンでトライしてもらいました。

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一番大切な事は、瞬時に判断して何らかの対応を即座にとる事。

そして、絶対に止める・落ちないぞ!という強い気持ちを持つ事です。


そんな訳で、なるべく実践に近い状態でトレーニングしてみました。


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デモですが、半雪洞も掘って見て頂きました。
雪洞を掘る場合は最低限スコップがなければいけません。

良くピッケルがあるから大丈夫と言う人がいますが、ピッケルでは絶対に掘れません。

また、雪がない所あるいは少ない所では雪洞は掘れません。

通常は2~3mの積雪がなければ、まともな雪洞は作れません。


八ヶ岳などで作る事は難しいでしょうね。
ツエルトを持参すべきですね。

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雪上訓練は範囲が広いので、中々一日で全てをカバーする事は出来ませんが、基本的な事項は一通り勉強しました。

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1月に企画されています冬山講習会<雪山講習会>は下記の通りですのでご検討下さいませ。


1/13(日)~14(月祝)  上州・浅間隠山(1757m) & 鼻曲山  <体力★★★> <技術★★>

               <冬山初級・日本200名山 & 群馬100名山>




1/26(土)~27(日)    奥秩父・雲取山(2018m)    <体力★★★> <技術★★>

               <冬山初級・日本100名山>



以上、宜しくお願い致します。



登山教室 「山旅クラブ」

富澤光弘 <日本山岳ガイド協会 認定 山岳ガイド>



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